1。上表にて A1:B11範囲をドラッグ選択し、
【挿入タブ】→【グラフ】→【散布図またはバブルチャートの挿入】→『散布図』を選択します。
※マーカーを既定から変えていますが、変更手順は省略します
【挿入タブ】→【グラフ】→【散布図またはバブルチャートの挿入】→『散布図』を選択します。
※マーカーを既定から変えていますが、変更手順は省略します
2。散布図背景に4象限領域を作る前準備として、象限領域を色分けするために必要なデータ・計算表を作ります。
◆上の表(水色)は、X軸とY軸に関連する値です。最小値と最大値、および4象限の分割位置(値)で構成しています。
◆この例では、横方向象限域をX=-20(グラフ左端)からX=2と、X=2からX=20(グラフ右端)で区分しており、同様に、縦方向現象域をY=-20(グラフ下部)からY=2と、Y=2からY=20(グラフ上部)で区分しています。
◆最小,最大,分割位置の値を任意で設定しましたが、これは象限域が同じ幅または高さでなくても良い事を示すためです。
◆下の表(黄色)は、4象限領域を色分けするためのデータです。
◆各データは、上の表(水色)の値を参照する計算式で作っています。
◆E8:E11式に使われている係数1000は、各象限領域で必要な解像度を作る意味合いで使っています。
3。前準備が出来ましたので、散布図背景に4象限領域を色分けしていきます。
(1)E7:J11範囲のデータをコピーします。※列Dデータはコピーしません。
(2)グラフを右クリック選択して「貼り付け(P)」を実行します。
(3)追加された下プロットを左クリック選択して、メニューバーの[デザイン]→[種類]→[グラフの種類の変更]を選択します。
(4)表示される「グラフの種類の変更」ダイアログで、下,下左,下右,上左,上右の各プロットを第2軸に変更します。
(5)グラフエリアを左クリック選択して、グラフ右横にあるプラスアイコンをクリックし、[軸]→「第2横軸」を選択します。
(6)グラフエリアを左クリック選択して、メニューバーの[デザイン]→[種類]→[グラフの種類の変更]を選択します。
(7)表示される「グラフの種類の変更」ダイアログで、下,下左,下右,上左,上右の各プロットを「積み上げ面グラフ」に変更します。
(8)次に、「積み上げ面グラフ」の体裁を変更していきます。
①グラフ「下」を右クリック選択して[データ系列の書式設定]→[塗りつぶしと線]→[塗りつぶし]で「塗りつぶしなし(N)」に変更します。
②お好みで、グラフ「下左」「下右」「上左」「上右」を「塗りつぶし(単色)(S)」に変更、透明度を50%に変えます。
③第2横軸(上側)を右クリック選択して[軸の書式設定]→[軸のオプション]で、[軸の種類]を「日付軸(X)」に変更します。
④第2横軸(上側)を左クリック選択して【Delete】キーを押下します。続けて、第2縦軸(右側)を左クリック選択して【Delete】キーを押下します。
(9)必要に応じて第1横軸(中央横)と第1縦軸(中央縦)の最小値,最大値,目盛間隔を再設定します。
★両軸をそれぞれ右クリック選択して[軸の書式設定]→[軸のオプション]→[境界値]で、最小値を-20、最大値を20、単位・主を5に設定します。
◆☆ ワンポイントアドバイス ☆◆
◆第1横軸(中央軸)の「最小値」の初期値は -20.0 となっていますが、欄右側が 自動 になっている筈です。
自動になっていると、この後の操作でグラフが崩れてしまいますので、-20 を上書きして固定値にして
下さい(自動がリセットに変わる)。
自動になっていると、この後の操作でグラフが崩れてしまいますので、-20 を上書きして固定値にして
下さい(自動がリセットに変わる)。
4。最後に、凡例に不要な「下」が表示されていますので削除すれば、グラフの完成です。
①凡例枠内の「下」右側辺りを左クリック選択し、
②更にもう一回左クリック選択すると「下」凡例だけが個別選択されますので、
③この状態で【Delete】キーを押して「下」凡例を削除します。
④これでグラフ完成です。
5。バリエーション
(1)仕組みが判れば、象限領域を3行3列に拡張するのも難しくありません。
以下の表では、象限領域のデータを強調するために、ゼロ値をグレー色にしています。
以下の表では、象限領域のデータを強調するために、ゼロ値をグレー色にしています。
(2)また、ターゲット象限領域を強調表示する事も簡単に出来ます。
いじょ!