未来の値はプロットしない折れ線グラフを作成するには?


Q1.下表からグラフ種類『折れ線』を使ってグラフ作成すると、6月以降の平均値の折れ線がゼロ値でプロットされてしまいます。
累計数と平均数の列にはそれぞれ計算式が埋め込まれており6月で例えるなら、
 累計数は =IF(ISBLANK(B7),"",SUM($B$2:B7)) となっており、
 平均数は =IF(ISBLANK(B7),"",C7/(ROW(D7)-1)) となっています。
6月以降は折れ線をまだ表示せず、利用数を入力したら折れ線が追加されるようにしたいです。どこをどの様に変更したら良いでしょうか?
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A1.ここでは 「IF関数」 「NA関数」 「条件付き書式」 を応用して作成する方法を紹介・解説します。
1。上表で、累計数列と平均数列の計算式を、以下の様に変更します。
メニューバー【挿入タブ】→【グラフ】→【散布図】→『散布図』を選択して、空欄のグラフを作ります。
 累計列:C2は =IF(ISBLANK(B2),NA(),SUM($B$2:B2))
 平均数:D2は =IF(ISBLANK(B2),NA(),C2/(ROW(D2)-1))
これら計算式を9行目までコピーします。
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2。上表にて、連続した A1:B9 範囲をドラッグ選択し、
次に、【Ctrl】キーを押しながら D1:D9 範囲をドラッグ選択します。
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3。【挿入タブ】→【グラフ】→【複合グラフの挿入】→『集合縦棒-折れ線』を選択します。
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4。選択していたデータ範囲で集合縦棒-折れ線の組み合わせグラフが作成されました。
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◆☆ ワンポイントアドバイス ☆◆
◆Excelバージョンによってはグラフ種類【複合グラフの挿入】→『集合縦棒-折れ線』が
選択メニューに出てきませんが、こんな場合でも諦める必要は有りません!
取りあえず集合縦棒グラフでも、折れ線グラフでもよいのでグラフを作り、
後からグラフ種類を変更すればイメージグラフを作れます。
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5。グラフとしては4項までで完成ですが、グラフ元表の「#M/A」表示が気になる場合は、
【ホームタブ】→【スタイル】→【条件付き書式】を使ってフォント色をセル背景色と同じにする設定をします。
graph12807.jpg
6。これで完成です
graph12808.jpg

いじょ!

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