任意の項目軸目盛の線色を変えるには?


Q1.下表からグラフ種類『集合縦棒』を使ったグラフを作り、「前期」と「4月」の間で項目軸目盛線の色を赤色に変えてみましょう。
なお、オートシェイブは使いません。
graph10201.jpg
A1.グラフの目盛線は数値軸・項目軸とも任意の線のみ色を変える事が出来ませんので、
ここでは、グラフ種類『折れ線』を応用して項目軸目盛線に見立てる方法を紹介・解説します。
1。上記の表Q1に「縦目盛」用として1行/1列を追加し、以下の様に変更します。
graph10202.jpg
2。A1:E4範囲 をドラッグ選択入力し、【挿入タブ】→【グラフ】→【複合グラフの挿入】→『集合縦棒-第2軸の折れ線』を選択します。
graph10203.jpg
◆☆ ワンポイントアドバイス ☆◆
Excelバージョンに依っては『集合縦棒-第2軸の折れ線』がメニュー表示されません。
メニュー表示に無い場合は『集合縦棒』でグラフを一旦作り、縦目盛棒系列のみを折れ線に変更して第2軸に設定すれば上図グラフの様になります。
3。縦目盛の折れ線グラフ上を左クリック選択すると「数式バー」に関数式が表示されるので、以下の様に書き換えます。
graph10204.jpg
★折れ線グラフ =SERIES(Sheet1!$A$4,Sheet1!$B$1:$E$1,Sheet1!$B$4:$E$4,3)
graph10205.jpg
=SERIES(Sheet1!$A$4,Sheet1!$B$1:$E$1,Sheet1!$B$4:$F$4,3)
◆☆ ワンポイントアドバイス ☆◆
数式バーに表示されるSERIES関数式は、セル関数と同じ様に、数式バー内で直接編集が出来ます。
graph10206.jpg
4。グラフを選択した状態で、【+】→【グラフ要素】→【軸】→「第2横軸」を☑選択します。
graph10207.jpg
5。もう一度グラフを選択した状態で、【+】→【グラフ要素】→【目盛線】→「第1主縦軸」を☑選択します。
graph10208.jpg
6。「縦目盛」折れ線グラフを左クリック選択し、メニューバーの【グラフツール】→【デザイン】→【グラフ要素を追加】→【線】→「降下線」を選びます。
graph10209.jpg
graph10210.jpg
7。追加した「降下線」を右クリック選択し、[降下線の書式設定]の[線]で、色,太さ,線種を適宜変更します。
graph10211.jpg
graph10212.jpg
8。グラフ上側の第2X/項目軸を右クリック選択し、[軸の書式設定]で以下を設定します。
★[軸のオプション]→[軸位置]で 目盛(K) に設定
graph10213.jpg
★[目盛]→[目盛の種類]で なし に設定
graph10214.jpg
★[ラベル]→[ラベルの位置]で なし に設定
graph10215.jpg
9。グラフ右側の第2数値軸を右クリック選択し、[軸の書式設定]で以下を設定します。
★[目盛]→[目盛の種類]で なし に設定
graph10216.jpg
★[ラベル]→[ラベルの位置]で なし に設定
graph10217.jpg
10。グラフ凡例を以下要領で加工します。
(1) グラフ凡例を左クリックして選択状態にします。
graph10218.jpg
(2) マウスカーソルを縦目盛上に移動すると「系列"縦目盛"凡例項目」と表示されますので、
この位置で左クリックすると「系列"縦目盛"凡例項目」が選択状態に変わります。
graph10219.jpg
graph10220.jpg
(3)「系列"縦目盛"凡例項目」選択状態→右クリックで表示されるリストから
削除を選択して「系列"縦目盛"凡例項目」を削除します。
graph10221.jpg
graph10222.jpg
11。1項で仮入力した縦目盛行の 前期の10 を #N/A に変更し、4月の10 を ゼロ に変更して、
グラフタイトルを任意に書き換えれば完成です。
graph10223.jpg
12。その他補足
★《目盛線色の位置を変えたい場合》
色を変える目盛線の位置を変える場合は、1項表の「縦目盛」行で入力した「ゼロ」の位置を左右に移動すればOKです

いじょ!

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